マウンテンサイクリングin乗鞍2019 男子B優勝

【マウンテンサイクリングin乗鞍2019 男子B優勝 59分08秒】

 

富士ヒルでオフシーズンと言ったな。アレは嘘だ。

富士ヒル以降練習はしっかり継続していたし乗鞍に合わせてテーパリングもした。ただ一つ、減量はほぼしなかった。というか富士ヒルでほぼ燃え尽きていたので出来なかったが正しいか。

 

今回会う人全員に言われたんじゃないかというくらいチャンピオンじゃないんかいと言われた。エントリー時はチャンピオンでエントリーしていたが運営事務局にメールして年代別に変えてもらったのだ。何故かは後述。

 

今回の目標は年代別優勝はもちろんのこと全年代別でトップタイムでゴールすること。それには60分切りは絶対。贅沢言えば58分台でゴールしたい。

 

起床は3時半。今年は観光センター近くに宿をとれたので比較的ゆっくり出来る。朝起きたら小さめの大福3つ、あとはヨーグルトとゼリー飲料を食べる。5時から入浴できるということなので少し忙しくなるが5時入浴、CXオイル塗って着替えて一通り準備したら6時に宿出発。

ローラーでアップをしようと思ったが必要ないと思い5分も回さず終わらせる。温泉で体が温まっているので特に寒いとも思わないし今回アップはせず。三本滝までがアップと思おう。

 

年代別はネットタイム方式なのでどのくらい後方でスタートするのか迷ったが、事前のエントリーリストをチェックしても樋口選手くらいしかわからないのでとりあえず樋口選手よりかは後方でスタートする。

樋口選手と二人団子の状態ででラストまで走れたら最高の展開。

最後尾からスタートも考えたけど先頭に追い付いた時点でオールアウトだったらとビビってわりと前方に並んだ。

 

定刻通り0710にスタート。最初の左カーブで既に先頭が見えていて鈴蘭橋でなんの苦も無く先頭に追い付いてしまい少し焦る。前からスタートし過ぎた。

前を見ると二人ほど逃げていて集団はそれを追う展開。少しづつ番手を上げていってるとあべ木君から「いきますか!?」とデカい声で言われたが「まだ!行くなら位ヶ原以降だよ!」と返答。作戦がもろばれである。

位ヶ原までいけば集団は10人にも満たないだろうしそこからレーススタートで良いと思っていた。まあそこまで自分が残っていればの話だけど。

 

三本滝までは先頭に一切出ないと決めているのでそこまでは静観。スタートから三本滝までで集団をひくメリットは一切無いと言っても過言ではないと思う。タイム狙いだとしてもひくべきではないと思う。

 

三本滝あたりでサイコンを見ると17分30秒……あれ?遅くね?

サイクリングペースだなとは思っていたけどまったりし過ぎた。この時点で60分切りは無理なんじゃないかと思い始める。やっぱり先頭ひいてペース作っておくべきだったかな(汗)

 

集団と逃げの差はずっと一定の差でうまく泳がせてはいるんだけどミブロの倉垣選手がひいているというか、ひかされているようでローテは上手く回っていない。

このまま集団内に居たのでは追いつけないのではと思い始め、先頭に出て踏み始める。そのまま逃げに追いつくまで踏んでも良いのだけど、足を使いたくないため後ろの人に先頭交代を促す。後ろは樋口選手のようだ。

 

交代時に後ろを振り返ると集団と差が出来てる。あれ?自分と樋口選手の二人だけ?なんで?

ここはついてこないとそのまま決まっちゃう可能性大だし泳がせる理由は無いはず。脚を残している選手はいないのか?よくわからんけど超美味しい展開。

逃げの2名と自分と樋口選手の4人パックでそのまま行くことに。その後あべ木君が単独で追いついてきて5人パックになったところでローテしていきましょうと声を掛けられたのでローテすることに。

 

周りを見た感じ余裕があるのは樋口選手と自分だけっぽい。余力を残しつつ先頭の時はちょい踏みくらいでジャブをうっていくと位ヶ原の時点で自分と樋口選手の二人のみとなった。思い描いた通りの展開だ。しめしめ。

 

位ヶ原でサイコンを見ると43分。やっぱり1時間切り厳しいような…

宣言通り位ヶ原以降踏み始めて樋口選手を千切る…がちょっと離れた状態で粘っている。徐々に間が開くだろうと思っていたが何度見ても一定のペースを保っていて離せない。

段々と自分も苦しくなってきて残り2kmくらいだろうか、大雪渓あたりで樋口選手に追いつかれる。追いつかれるとは思っていなかったけど逆にこれは自分にとって美味しい展開。

樋口選手と同時ゴールなら自分の勝ち確なので無理にアタックなどはせず一緒に走ることでタイムをちょっとでも稼ぐ。後方からスタートした姿の見えない速い人にタイムで負けてしまったら元も子もない。

 

ラストは樋口選手が前に出てきてラストスパート。自分は離れないように後ろを走ればいいだけだけど…樋口選手の猛スパートに離されそう。あとちょっとの我慢と思いながらなんとか離されずにゴール。

グロスタイムでの勝負だったら確実に負けていたと思う。しかし勝ちは勝ちだ。

 

ネットタイムは全員が走りきるまでリザルトが確定しないのが怖いが下山後も自分の一位を確認し勝利を確信。全年代別でもトップタイムで優勝した。

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狙って獲った優勝だ。

2年前の乗鞍でも同様に男子Bでエントリーして優勝を狙って挑んだ。結果は大惨敗。悪くても3位以内、優勝も不可能ではないと思っていた。実際その年に優勝したアツシさんには同月に行われたレースでは勝っていたしコース的にもアツシさんよりかは自分向きだと思う。しかしレースでは試走よりも遅いタイムで入賞すら出来ずゴール後は悔し泣き。

去年はチャンピオンクラスにエントリーして60分切り。しかしトップには全くついていけずレースと呼べるものではなかった。アシスト付きタイムトライアルみたいなもん。

今年は勝った負けたの勝負がしたくて年代別にエントリーして目標達成。楽しい「レース」だった。

 

来年は心置きなくチャンピオンクラスにエントリーして勝負したいと思う。いまのところ全くと言っていいほどにトップ選手と一緒に走れるビジョンが見えないけど…

 

 

 

 

レースがしたくて年代別にエントリーしたのも理由の一つだけどもう一つ理由があって、2017年に男子Bで優勝したアツシさんは翌年2018年、チャンピオンクラスでスタートセレモニーの時先頭に呼び出されていた。これは年代別トップタイムで優勝した翌年にチャンピオンクラスにいけばスタート前の準備がゆっくり出来るのでは?それはとてつもないアドバンテージだぞと思っていたのだけど、昨年優勝したりょう君は今年呼ばれていなかった。あれ?

何故か今年もスタートセレモニーに呼ばれているかりのアツシさん(笑)運営さん、かりのじゃなくてかのうですよー!

何が基準で呼ばれているのかよくわからん…確実なのは松本ヒルクライムシリーズのウツクシで入賞していると呼ばれるっぽい。

来年のターゲットレースは乗鞍と決めていたがまずはウツクシの入賞目指して頑張るぞ(汗)