嬬恋キャベツヒルクライム 20代2位

嬬恋キャベツヒルクライムに参加してきました。

3年前に行われて以来開催されていなかったのですが今年は開催。自分が初めて出場したヒルクライムレースでそれなりに思い入れのあるレース。

今回は赤城山ヒルクライムの2週間前という事で、その前哨戦と自分の中で位置付ける。

 

目標はアツシさんに勝つこと。

アツシさんは今回赤城ヒルクライムをE2で走るが元々は年代別で走る予定だった。

つまりアツシさんに勝てなければ赤城での優勝も到底達成出来ない、そう考えた。

 

当日、起床時間は4時半。

昨日買ったルバーブのジャムをこれまた昨日買ったパン・オ・ルヴァンとかいうオシャレパンに塗りたくって食べる。美味い。

美味すぎて食べ過ぎる。

ダラダラと飲み食いしていたら出発予定時間を過ぎるが会場が近いので余裕がある。

諸々の準備を済ませて軽量化2回して計量。

56.55kg。赤城の目標体重は56.5kg以下としているのでギリギリ許容範囲。

赤城の前日も今回同様しっかり食べるつもりだけど食べ過ぎに注意しよう。

2回の軽量化をしてもまだ腹に昨日の晩飯が残っている感じがあった。

 

5時45分くらいに出発して到着は6時ちょい過ぎ。余裕を持って第一駐車場に停める。

時間的にかなり余裕があるので知り合いとお喋りしつつボチボチアップを始める。

 

まずは20分負荷をかけずに回して体内を起こす。回してるとトイレに行きたくなるんじゃないだろうかという目論見。

目論見通り、でトイレに行ったら紙が無い。運営スタッフに報告後、車にあった水に流せるティッシュ持っていったらアクアタマのG藤さん(初めまして)が腹からおもむろにトイレットペーパーを出して、あるから貸そうか?とおっしゃる。

これが経験値の差か…などと感心していたらスタッフの方が紙を持ってきてくれた。迅速な対応ありがとうございます。

 

とりあえず事無きを得て、再びアップ開始。

10分回したらFTP値で3分、300W1分を3本でアップ。300W途中で左脚に違和感があったので途中でやめてアップ完了。

心拍の上りは悪くないので体調は悪くないと思った。

 

開会式後各グループ毎の整列はかなりグダグダ。これは3年前の方が随分スムーズにやっていただけにちょっと残念。

計測はネットタイム方式なので後ろからスタートしつつアツシさんをマーク。

スタートにはチームメイトのアイダさん、MIVROのA木さんとO田さん、あとMIVROのジャージは着ていないけどMIVROの方だろうか?

同年代っぽいのでチェック。そしてアツシさん。

 

スタートしてとりあえず自分はアツシさんのすぐ後ろで計測開始。まずついていけるかと言われれば不安なんだが、それでも万が一競った時のアドバンテージを確保。

アツシさんがガンガン踏んでいくのでツキイチで行くが開始5分くらいで滅茶苦茶キツイ。

完全にオーバーペース。

ふと後ろを見ると集団が出来ていると思ったら誰も居ない!これは完全に想定外だった。

アイダさんもA木さんも何故居ないのかその時は分からなかったがオーバーペースと判断して付いて行かなかったのだろう。

 

自分はと言うと玉砕覚悟、アツシさんに独走させてしまったらその時点で負けると思い必死についていく。

時々先頭交代を促されるが完全に無視。

というか無理。前に出れる強度じゃない。

10分過ぎたくらいでアクアタマのジャージが見えておそらくここが年代別先頭。

捕まえたらペースが緩まるんじゃないかとあわ〜い期待を持ったが、そんなことは一切無かった。

捕まえてからは3人パックでほぼアツシさん先頭固定。

G藤さんが「いや〜、彼強いね〜」

なんて喋りかけてきて

「強いっス、オールアウトです…」

と返事して自分は切れる。開始15分でのオールアウト。

 

直前に抜いたすらいむさんが来たので回復のために後ろにつかせて貰う。程なくしてなんとか踏めるようになったので先頭交代して回しましょうと声を掛けたがどうも厳しいらしく、少しして後ろを向くと離れていた。

 

残り10km以上残して単独。

おそらくは後ろに集団が追ってきているだろうし、このコースは中盤が緩やかなので追いつかれる可能性大。

とにかく後ろを振り返りつつ淡々と残り距離を消化する。追いつかれるにしても残り距離は出来るだけ短い方が良い。

 

第二給水ポイントで水を貰って後ろを振り返ると集団が見えた。

遠めなのでわからないが5~6人くらいだろうか。残り距離を考えると捕まるのは時間の問題だと考えてここで一旦呼吸を整えて200Wちょいまで下げる。

しかし振り返ると案外距離は縮まっていないように感じる。斜度によって距離は伸び縮みするし一概には言えないがお見合いしているのだろうか。

とにかくまだチャンスはあると踏むのを開始!斜度の緩い場面では下ハンを持ってとにかくスピードを緩めず、サイコンのパワーとひたすら睨めっこでAveを保つ。

ここは前日の車での試走が非常に大きかった。

要所要所で坂がキツくなるが、どのくらい坂が続くのかが把握出来ていた分スムーズに走ることが出来た。試走is大事。

 

途中エキスパのパインヒルズの方が落ちてくる。

体がデカいし平坦速そう!これは協力しない手は無いと思い、回せるか尋ねるが無理とのこと。いやそこをなんとかお願いします後ろから追手が来ているんです、と心の中で叫び後ろに付くようにサインを出すがフられてしまった。

 

そうこうして進んでいって残り距離2km 地点。後ろを見て、ここで逃げ切りを確信。

残り5分程度と考え最後まで振り絞れるように限界まで上げてゴール。

表彰台は確実だったのでゴールした時は嬉しかった。

 

ゴールするとどうもアツシさんが総合優勝でエキスパを食ったようだ。

色々と条件はあっただろうが勝ちは勝ちだそうで、じゃあ来年はエキスパでお願いしますねと頼んでおいた。(乗鞍は年代別で出るそうです)

 

下山してリザルトをチェックして年代別2位。総合でも4位だった。

チームメイトのアイダさんやMIVROの方々にも勝てたのは素直に嬉しい。

しかし目標達成出来ずそれはそれで悔しい。

まだまだ力及ばず。

とりあえず再来週の赤城に向けて良い追い込みが出来たのではないでしょうか。

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嬬恋キャベツヒルクライム  19.8km  標高差1012m

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